【11月30日 東方新報】中国国家鉄路集団は28日、外国人旅行者向けに列車のチケット購入・確認サービスを最適化したと発表した。

 中国国家鉄路集団の公式微信(ウィーチャット、WeChat)アカウントに28日夜に投稿されたリリースによると、現行バージョンの外国人永住者身分証の所持者は、国営の列車チケット予約プラットフォームである「12306」に登録すると、身分証を所持する一般の中国人と同様にオンラインでチケットを購入することができる。

 駅の改札口での個人情報の確認や、駅でのチェックイン・チェックアウトなどのセルフサービスも利用できるようになるという。

 また、通常のパスポートを所持する外国人旅行者は、28日から「12306」のプラットフォームで、氏名、国籍、パスポート番号などの情報を入力し、オンラインで個人情報を確認することができる。また、パスポート情報の写真をアップロードして確認することもできる。

 外国人旅行者は、個人情報の確認が終わった後、列車の切符を購入することができる。これまでは、外国人旅行者の個人情報確認作業は、鉄道駅の現場スタッフサービスを通じてのみ行われていた。

 同社はリリースの中で、オンライン・サービスに加え、現地スタッフ・サービスも利用できると述べている。

 9月に入り、中国国家移民管理局は、12月1日に新版の外国人永住者身分証明書を発行すると発表しており、現行版の身分証明書も有効であれば使用できる。(c)東方新報/AFPBB News