【11月29日 AFP】インドネシアの環境・林業省は28日、絶滅が危惧されるスマトラゾウの赤ちゃんが生まれたと発表した。赤ちゃんの誕生はここ数週間で2頭目。同じく絶滅の危機にひんするスマトラサイも最近2頭誕生しており、保護活動に新たな希望が広がっている。

 スマトラゾウの赤ちゃんが誕生したのは、スマトラ(Sumatra)島南部ランプン(Lampung)州クアラペネト(Kuala Penet)のマルガハユ(Margahayu)にあるゾウ救護ユニット(ERU)のキャンプ。

 環境・林業省は同日、雌の子ゾウが母親の脚の間に立っている写真を公開した。

 世界自然保護基金(WWF)によると、スマトラゾウの生息数は約2400~2800頭となっている。(c)AFP