【11月29日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が28日、8か月ぶりの復帰戦となるヒーロー・ワールドチャレンジ(2023 Hero World Challenge)を前に、右足首に痛みはなく、72ホールを歩けるかの心配もしていないと話した。

 ヒーロー・ワールドチャレンジはバハマ・ナッソーのアルバニーGC(Albany Golf Club)で行われるウッズのホスト大会で、20人が出場する。12月30日で48歳になるウッズにとっては、2021年の自動車事故で負傷したのと同じ右脚を手術した4月以来、久しぶりの実戦となる。

 ウッズは「自分のゴルフがさび付いているのを感じる。しばらくプレーしていなかったからね」と話しつつ、「大会に出場してプレーできるのがうれしいし、皆さんと同様、久しぶりだからどうなるのか、自分でも気になっている」と続けた。

「オーガスタ(Augusta、マスターズ・トーナメント<The Masters Tournament>の会場)や、それ以前のときのような足首の痛みはない。他の部分には負担が掛かっているので少し痛むが、足首の状態はいい。つまり手術は成功だったということだ」

 そして、今でも勝てるかと聞かれると、ウッズは「もちろん」と答えた。

 2024年は、最大で1か月に1試合のペースでプレーできると考えている。その場合、初戦は自身の財団が運営するジェネシス招待(Genesis Invitational 2024)になり、そこからメジャーへとつながっていく可能性が高い。

 ウッズは「最高のシナリオは、1か月1トーナメントだが、それも現実的だと思っている」とコメントし、「そこに向けて準備しなくてはならない。今週はその方向へ向けた大きな一歩だ」と話した。

「まだそんなに実感はないが、いずれは勝てなくなるときが来るのだろう。その日が来たら歩み去るつもりだが、今はまだ歩ける」

 ヒーロー・ワールドチャレンジでは30日、全米プロゴルフ選手権(PGA Championship)2勝の同胞ジャスティン・トーマス(Justin Thomas)とのペアで初日をラウンドする。(c)AFP