世宗特別市で試験運行中の自動運転車(c)KOREA WAVE
世宗特別市で試験運行中の自動運転車(c)KOREA WAVE

【11月29日 KOREA WAVE】韓国国土交通省が仁川、蔚山など10カ所を新たに自動運転車モデル運行地区に指定し、モデル運行地区は全国17市・道にまたがる34カ所に拡大した。当初、2025年を目標に自動車運転者モデル運行地区の全国拡大で定めた「モビリティー革新ロードマップ」の目標を早期達成した。

同省は28日、自動運転車モデル運行地区委員会の審議を経て、12の市と道、15カ所(新規10カ所、変更5カ所)の自動運転車モデル運行地区を指定し、既存モデル運行地区の運営成果評価結果を確定して発表した。

新規試験運行地区は京畿道安養、仁川・九月・松島・永宗・国際空港、蔚山、大邱東城路、慶尚北道慶州、慶尚南道泗川、全羅南道海南など10カ所だ。既存の試験運行地区範囲を変更・拡張した地区は京畿道板橋、江原道江陵、慶尚北道庁、済州、忠清圏など5カ所となっている。

2022年モデル運行地区の運営成果を評価した結果、最も優秀な評価を受けたのはソウル・上岩。DMC駅~蘭芝漢江公園など主要地域に需要応答路線型自動運転サービスを提供して関連条例など制度的基盤も整備し、モデル運行地区の運営成果評価で初めてA等級を受けた。

その他、B等級は光州など4カ所、C等級は大邱など2カ所、D等級は江陵1カ所、E等級はソウル・江南など6カ所だ。

ウォン・ヒリョン(元喜龍)国土交通相は「自動運転の実証実験の場所が全国に拡大し、より活発な実証と技術開発が期待される。関連する自治体や企業の成長が確認され、今後も民間の革新意志を積極的にサポートできるよう、自動運転リビングラボ(都市単位の自動運転技術・サービス統合実証)など実証事業の拡大政策を続けたい」と述べている。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News