【11月28日 Xinhua News】中国の伝統的な彫刻技法「留青竹刻」は「梳篦(そへい、常州櫛)」「乱針繡(乱れ刺しゅう)」と並び江蘇省(Jiangsu)常州市(Changzhou)の「三宝」とされる。留青竹刻は「青筠(せいいん)」と呼ばれる紙のように薄い竹の表皮の上に刻まれる彫刻画で、唐代を起源に持つ。

「四君子(梅蘭竹菊)」と呼ばれ、長く人々に愛されてきた植物の一つである竹の中でも、薄さ1ミリにも満たない竹青(ちくせい)に彫刻されると一層の趣が加わる。自然の色彩と光沢を巧みに利用して刻まれた自然の情景や詩歌は、民間の逸話を語り当時の文化を記録する。後世の人々は、竹の節から江南文化の繁栄と復興を垣間見ることができる。(c)Xinhua News/AFPBB News