【11月27日 AFP】イスラム組織ハマス(Hamas)の関係筋は26日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)におけるイスラエルとの戦闘休止について、ハマスとしては2~4日延長したい意向であることを明らかにした。

 関係筋はAFPに「ハマスが仲介者に伝えたところでは、休戦期間を2~4日延長したい考えだ。イスラエルから拉致した人質20~40人を解放することが可能と説明している」と述べた。

 イスラエルとの合意では、ハマスが人質少なくとも50人を解放し、それと引き換えにイスラエルで収監されているパレスチナ人150人が釈放される。ハマスが10人を追加解放するごとに、戦闘休止期間は1日ずつ延長される。

 一方、ハマスはこの日、人質17人を新たにイスラエル側に引き渡した。イスラエルも収監中のパレスチナ人39人を釈放した。

 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相はガザを訪問し、「われわれは最後まで、勝利を得るまで(戦闘を)続ける」と表明。「われわれを止めるものは何もない。戦争の全目標の達成に向けた能力と強さ、意志と決意を持ち合わせていると確信している」と強調した。

 イスラエルの首相がガザを訪れるのは2005年以来。(c)AFP