【11月25日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2023)は24日、スペイン・マラガ(Malaga)で準決勝が行われ、オーストラリアが2勝0敗でフィンランドを下し、2年連続の決勝進出を果たした。

 オーストラリアは第1試合でアレクセイ・ポピリン(Alexei Popyrin)がオットー・ビルタネン(Otto Virtanen)を7-6(7-5)、6-2で下すと、第2試合で世界ランキング12位のアレックス・デミノー(Alex De Minaur)が6-4、6-3でエミル・ルースブオリ(Emil Ruusuvuori)を退け、勝負を決めた。

 2003年以来の優勝を目指し、決勝では世界1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)を擁するセルビアと同4位のヤニック・シナー(Jannik Sinner)がけん引するイタリアの勝者と対戦する。

 歴代2位の優勝28回を誇るオーストラリアは、これが49回目の決勝進出。一方のフィンランドは、準々決勝で前回覇者のカナダを破って勝ち上がってきたが、快進撃をストップされる結果となった。

 20年前の優勝メンバーでもあるオーストラリアのレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt)監督は、決勝はセルビアとイタリアのどちらが相手だろうと「タフ」な試合になると警戒し、「相手のナンバーワンは圧倒的なクオリティーを持つ選手。どちらも現時点で誰よりも優れている」と話した。(c)AFP/Rik Sharma