ソウル市内の都市銀行ATM(c)news1
ソウル市内の都市銀行ATM(c)news1

【11月24日 KOREA WAVE】韓国で起きたオンライン行政サービスシステムの不具合の余波が、銀行にまで及んだ。身分証の確認や公共マイデータ利用サービスなどと連係したサービスでも障害が発生したためだ。ただ、都市銀行やインターネット専門銀行は「大半のサービスは代替手段であり、問題なくサービスを提供できている」としている。

市中銀行やインターネット専門銀行、貯蓄銀行などでは、17日に発生した政府オンライン苦情サービス「政府24」の不具合により身分証確認や公共マイデータ利用サービスなどに問題が発生した。

ただ、実際の銀行取引で被害が発生した事例は大きくなかった。政府24が復旧する前に各銀行で代替手段を通じたサービスを提供したためだ。

例えば身分証確認の場合、政府24を通じた住民登録証の確認はできなかったが、警察庁を通じた運転免許証の確認は可能だった。銀行はこれを通じて身分証明書の確認手続きを進めた。

市中銀行関係者は「口座開設サービスなど身分証確認が必要な業務で障害が発生し、正常にサービスが提供されなかった事例があった」としながらも「運転免許証での確認などで解決できたケースもあった」と説明した。

銀行での混乱は19日正午ごろの段階で完全復旧している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News