【11月24日 東方新報】北京市でまもなく開催される第1回中国国際サプライチェーン促進博覧会(China International Supply Chain ExpoCISCE)では、米国の数多くの企業が最新の製品や技術ソリューションを紹介し、中国市場への長期的なコミットメントを強調する予定だ。中国国際貿易促進委員会(CCPIT)が21日に発表した。博覧会は、11月28日から12月2日まで中国国際展覧センター(順義会場)で開催される。

 CCPITが発表した情報によると、このイベントには国内外の企業515社や国際機関が参加する。

 CISCEの海外出展企業の約20パーセントは、アップル(Apple)、ハネウェル・インターナショナル(Honeywell International)、フェデックス・エクスプレス(FedEx Express)、GEヘルスケア・テクノロジーズ(GE HealthCare Technologies)などの米国企業である。CISCEは55の国と地域から多国籍企業を誘致していると、CCPITの副会長である張少剛(Zhang Shaogang)氏は北京市での記者会見で述べた。

「多くの米国企業は、CISCEを新製品の発表、技術革新の展示、協力関係を促進するためのプラットフォームと考えている」と張氏は話す。

 例えば、ハネウェルはワイドボディー航空機用補助動力装置を初披露し、GEヘルスケアは先進デジタル技術によるグローバル・サプライチェーン・プラットフォームを初めて披露する。

 さらに張氏は、「参加する米国企業が積極的にエキスポに参加し、実りある成果を上げることを期待している。同時に、彼ら自身の発展が進むにつれて、中米関係の健全で安定した永続的な発展を促進するために、彼らの積極的な貢献が期待される」と話した。

 第1回CISCEの総展示面積は10万平方メートルあり、スマート・ビークル、グリーン農業、再生可能エネルギー、デジタル技術、健康生活の五つのサプライ・チェーンと、サプライ・チェーン・サービスの展示エリアを特徴としている。

 CCPITのデータによると、積極的に市場を対外開放してきた中国は、140以上の国と地域の主要貿易相手国となり、14年連続で世界第2位の輸入国となっている。

 CCPITは今年、ドイツのロバート・ボッシュ(Robert Bosch GmbH)のシュテファン・ハルトゥング(Stefan Hartung)CEOや、米国のハネウェル・インターナショナル(Honeywell International)のヴィマル・カプール(Vimal Kapur)CEOなど、多くの多国籍企業幹部の訪問を受け入れた。

 CCPITの展示会管理部門の責任者である鄔勝栄(Wu Shengrong)氏は、「彼らは皆、中国市場に対する楽観的な見方を示し、中国への投資を増やす意向を強調した」と述べた。

 フェデックス中国地区担当副社長であるエディ・チャン(Eddy Chan)氏は、「CISCEは国際貿易の拡大において極めて重要な役割を果たしている。このプラットフォームを通じて、ネットワークと能力の開発、輸入サプライチェーンの強化、中小企業のビジネスチャンスの拡大、国境を越えた電子商取引(EC)やその他のビジネス形態の促進など、当社の差別化されたサービスとソリューションを実証することを目指している」と述べている。

 今月上旬に米首都ワシントンから中国・四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)へ3頭のジャイアントパンダを輸送したほか、フェデックスは11月1日にベトナムのホーチミン市と広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)を結ぶ新たなフライトサービスを発表し、ベトナムとアジア、中東、アフリカ、欧州の他の市場との迅速なコネクションを促進している。(c)東方新報/AFPBB News