NY市長、30年前の性的暴行疑惑を否定 駆け込み提訴相次ぐ
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【11月24日 AFP】米ニューヨーク市のエリック・アダムズ(Eric Adams)市長は23日、30年前に同僚女性を性的に暴行したとの疑惑を否定した。
ニュースサイト「メッセンジャー(The Messenger)」によると、ニューヨーク市職員として働いていた女性が22日、同僚だったアダムズ氏に1993年に性的暴行を受けたとして、同州の裁判所に提訴した。女性は少なくとも500万ドル(約7億5000万円)の損害賠償を求めている。
一方、市長室によるとアダムズ氏はこの訴えを「激しく」否定し、この女性とは面識がなく、他人に身体的危害を加えたことはないと主張している。
またアダムズ氏は直接、記者団に対しても「誰かを(身体的に)傷つけるようなことは、決してしていない」と強調した。
この訴えは、時効を過ぎた性的暴行について、被害者が民事訴訟を起こすことを1年間に限って認めたニューヨーク州の時限法に基づいている。同法の期限は23日までだった。
時限法の失効を前に駆け込み提訴が相次ぎ、22日には俳優のジェイミー・フォックス(Jamie Foxx)さん、米ロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)」のボーカル、アクセル・ローズ(Axl Rose)さんが性的暴行で提訴された。
またドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領が、著名コラムニストのE・ジーン・キャロル(E. Jean Carroll)さんから性的暴行で訴えられた裁判も同法に基づくもので、5月に暴行を事実と認定する評決が下されている。(c)AFP