【11月26日 CGTN Japanese】半年前に中国東部の浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)で、人助けで高さ10数メートルの橋から飛び降りた出前配達員の彭清林さん(31)は18日、国家開放大学実験学院2023年度春学期の新入生となりました。専攻は現代物流管理学で、現在の仕事と関連性があり、将来のキャリアプランにもつながるとのことです。

 中国のフードデリバリー大手の「美団(メイトゥアン)」と国家開放大学が連携して実施している「配達員大学進学」プロジェクトは、配達員が仕事を続けながら勉学するというものです。主にオンライン授業の形式で学ぶため、時間が比較的自由で、中継で授業を受けることもできれば、授業を再生して見ることもできます。「美団」は今年6月に、所属している彭さんの同大学への無料入学枠を申請しました。

 入学式で彭さんは、「30歳を過ぎた自分がまさか大学に入学できるなんて、まるで夢みたい。この素晴らしい機会を得て感謝している。勉強を通じて自分の視野を広げていきたい。これからは配達員の仕事を続けながら、良い学生でもありたい」との心境を語りました。

 危険を顧みずに人命を救った彭さんの果敢な行動が評価され、彼にはマンションと奨励金が与えられましたが、彭さん一家はマンションを断り、奨励金を故郷の小学校に寄付しました。今後の抱負について、彭さんは「毎日を充実して過ごしたい」と答えました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News