ガザ休戦合意の履行に遅れ パレスチナ側当局者「土壇場の調整」
発信地:パレスチナ自治区
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中東・北アフリカ
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【11月23日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)でのイスラエルとイスラム組織ハマス(Hamas)の休戦合意について、パレスチナ側の当局者は23日、解放される人質の選定とその方法をめぐる「土壇場の調整」により、履行に遅れが出ているとAFPに明らかにした。
休戦は23日に始まるとみられていたが、延期された。イスラエル側は「24日の前になることはない」と発表した。
事情に詳しいパレスチナ側の当局者によると、双方は解放される人々のリストの交換を済ませているものの、「イスラエル人の人質の名前や解放方法」をめぐり履行開始が先送りされたという。
仲介役のカタールは休戦の発効時期について、「エジプトおよび米国との調整の下」、23日中に発表すると明かした。
ハマスによる10月7日の越境攻撃で、イスラエル側は、民間人を中心に約1200人が死亡、約240人が人質になっているとしている。
合意では、ハマスが拉致した人質のうち50人の解放と、イスラエルで収監されているパレスチナ人150人の釈放後に、人道的戦闘休止が予定されている。(c)AFP