南ア、イスラエルの戦争犯罪と「ジェノサイド」非難
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【11月22日 AFP】南アフリカのシリル・ラマポーザ(Cyril Ramaphosa)大統領は21日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)でのイスラエルによる戦争犯罪と「ジェノサイド(集団殺害)」を非難した。
ラマポーザ氏は議長を務めたブラジル、ロシア、インド、中国、南アで構成する新興5か国(BRICS)によるオンラインでの臨時首脳会議で、「イスラエルの違法な武力行使によるパレスチナの民間人に対する集団的懲罰は、戦争犯罪だ。ガザ住民への医薬品や燃料、食料や水の意図的な供給停止はジェノサイド(集団殺害)も同然だ」と述べた。
また「即時かつ完全な停戦」、および「戦闘休止の監視と民間人保護」のため国連(UN)軍の派遣を呼び掛けた。
ラマポーザ氏は「ガザでの死と破壊について、各国はそれぞれ深刻な懸念を表明してきた」「この歴史的な不当な行為を終わらせるため、本会議をわれわれの力を結集し行動の強化を呼び掛ける場としよう」と述べた。
南アは長年、パレスチナの大義を明確に支持してきた。与党・アフリカ民族会議(ANC)はしばしば、自らのアパルトヘイト(人種隔離政策)との闘いとパレスチナ問題を関連付けている。(c)AFP