【11月22日 AFP】ブラジル中部マトグロソ(Mato Grosso)州ポルトジョフレ(Port Jofre)に位置する世界最大級の湿地「パンタナル(Pantanal)」が、干ばつと記録的な高温の影響による火災に見舞われている。

「災害時動物救援グループ(GRAD)」のメンバーはパンタナルで火災の影響を受けたあらゆる動物たちを救出した。

 専門家によると、火災の原因は主に人間の行為によるもので、特に農地拡張のための焼き畑が多い。今年は異例の干ばつにより状況が悪化したという。

 パンタナルは生物多様性で知られており、ジャガーやカイマン、コンゴウインコやサルなどが生息する。

 国立宇宙研究所(INPE)の衛星監視データによると、パンタナルの11月の火災件数は13日までに2387件と、昨年11月全体に比べ11倍以上となっている。

 映像は13、17、20日に撮影・一部提供。(c)AFP