【11月21日 AFP】フィリピンのフェルディナンド・マルコス(Ferdinand Marcos)大統領は21日、比米両軍が南シナ海(South China Sea)で合同パトロールを開始すると発表した。両国には、同海域で影響力を強めようとする中国をけん制する狙いがある。

 比米両軍による合同パトロールは、親中路線を取っていたロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)前大統領の在任中に中断されていたが、両国は今年2月、再開に合意していた。

 マルコス氏は2022年の大統領就任以降、米国との関係修復を目指してきた。同氏によると、パトロールは3日にわたって行われるという。

 比側からは海軍船3隻、戦闘機FA502機、攻撃機A29B「スーパーツカノ(Super Tucano)」1機が、また米側からは、沿海域戦闘艦1隻と哨戒機P8A1機が参加する。(c)AFP