【11月23日 Xinhua News】日本の味噌・調味料メーカー松井味噌(兵庫県明石市)の中国法人で、遼寧省(Liaoning)大連市(Dalian)に拠点を置く大連松井味噌の松井健一最高経営責任者(CEO)がこのほど取材に応じ、中国市場における日本の調味料の将来性を有望視していると話した。同社は約1億元(1元=約21円)を投じてウイスキーの生産ラインを建設する計画を立てており、中国事業の拡大に前向きだ。

 大連市商務局によると、同市は中日間の交流・協力が最も盛んな都市の一つで、これまでに累計で5千社以上の日系企業が進出し、実効ベースの投資額は190億ドル(1ドル=約150円)に上っている。

 同市に隣接する丹東市では、新潟県に本社を置く金型メーカー滝田の中国法人、丹東滝田模具製造が同じく30年近く事業を営んでいる。大塚朗営業顧問によると、主力事業は金属設計(プレス・成形)・製作、金属プレス加工で、自動車エンジン、ターボチャージャー、プリンター、空調機器などの金属製構造部材を手がける。他の分野での事業展開にも着手し、得意とする部品製造技術を生かして、レタスやホウレンソウの無農薬栽培装置を開発している。

 両氏とも、中国の地方政府は一貫して日系企業に良好なビジネス環境を提供してきたと評価する。松井氏は「政府の支援に加え、高速鉄道や高速道路などのインフラが非常に便利で、食糧や野菜などの原材料の品質も優れており、食品加工会社が事業展開する上で非常に有利な環境となっている。将来的に経営の重心を中国市場に置くことになるだろう」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News