【11⽉23⽇ Peopleʼs Daily】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は5日、第6回中国国際輸入博覧会(輸入博、CIIE)に書簡を送った。習主席は書簡で「中国は常に世界発展の重要なチャンスであり、ハイレベルの開放を確固として推進し、経済グローバル化がより開放的、包容的、包摂的、均衡的、ウィンウィンの方向に向かって発展するよう持続的に推進していく」と強調した。

 輸入博開幕式に参加したジンバブエのロイ・ビラ(Roy Bhila)商工副大臣は、習主席は書簡の中で、輸入博の国際調達、投資促進、人の交流、開放協力の四大プラットフォーム機能を強調したと述べた。

 第1回輸入博から6年連続で出展している米国企業のスリーエム(3M)は、輸入博を通じて多くの革新的な製品を中国市場に導入している。エドワード・カレタ(Edward Kaleta)同社上級副総裁は、「輸入博は開放と協力の場であり、中国の対外開放政策は各国企業に利益を確実にもたらしています」と述べた。

 仏ダノン(Danone)のブリュノ・シュボ(Bruno Chevot)中国・北アジア・オセアニア総裁は、「中国は新たな発展構造の構築を加速し、経済の質の高い発展を絶えず推進しています。このことが世界経済協力や世界の貿易の発展に積極的な影響をもたらし、中国に進出した外資企業に絶えずチャンスを提供しています」と述べた。

 デンマーク産業連合のミシェル・チェン・メラー(Michelle Chen Moeller)グローバル市場顧問によると、中国はデンマークにとって重要な貿易パートナーであり、今年は20社以上のデンマーク食品企業が輸入博に出展した。うち7社は6回連続で、5社は初の出展だった。メラー顧問は「中国市場の巨大なチャンスと無限の潜在力を見て、輸入博に出展するデンマーク企業が増えています」と述べた。

 米ファイザー(Pfizer)のジャン・クリストフ・ポントー(Jean-Christophie Pointeau)世界上級副総裁は、中国は薬品審査の評価や認可の方式を絶えず改善し続け、ますます多くの革新的製品の実用化を後押ししていると評価した。

 国連貿易開発会議(UNCTAD)グローバル化発展戦略局のリチャード・コズル=ライト(Richard Kozul-Wright)局長は「習主席の書簡により、われわれは中国の対外開放の扉が閉ざされることはないと深く信じました。各国は経済のグローバル化のプロセスに積極的に参与し、開放によって発展を促し、協力によってウィンウィンを図るべきです」と述べた。コズル=ライト局長はさらに、「目下のところ、世界経済の回復は力不足で、先進国も発展途上国も、より開放された中国市場が必要です。中国の新たな発展がもたらす新たなチャンスが必要なのです」と述べた。

 習主席は、輸入博の新たな発展構造を構築するための窓口機能の向上を加速し、中国の新たな発展によって世界に新たなチャンスを提供することを希望すると強調した。中国という大市場を世界が共有する大市場にして、輸入博が世界の共有する国際公共財としてよりよく奉仕し、開放型世界経済の構築を後押しし、協力とウィンウィンが世界に恩恵をもたらすようにするとの考えだ。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News