現代自動車提供(c)news1
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【11月20日 KOREA WAVE】韓国・現代自動車が、カーシェアリング事業で最大手ソカーを通じた高性能電気自動車アイオニック5Nの利用拡大の取り組みをとりやめた。両社は「顧客の安全を最優先に考慮した」と説明した。先に導入した、アバンテNを巡る安全への懸念が影響を及ぼしたとみられる。

現代自動車は、高性能ブランドの電気自動車「N」の発足8周年を迎え、ソカーとの提携を進めた。10月初めにまず、ザ・ニューアバンテN100台をソカーを通じて全国に投入した。

しかし、導入してまもなく1台が、全損壊で運行不能になり、安全に対する懸念がふくらんだ。これを受け、ソカー側は、アバンテNのレンタル可能対象を、満26歳から満30歳に引き上げた。高性能車であるNブランドの特性上、一般ドライバーが運転するには困難が伴うためだ。

アイオニック5Nは、Nブランド初の高性能電気自動車で、3.4秒で時速100㎞まで到達できる。これに先立って導入されたアバンテNよりも高性能のアイオニック5Nは、事故を起こす危険性はさらに大きいという指摘がある。アバンテNのように、高性能車であることを悪用し、200㎞以上のスピード違反や乱暴な運転ができるというわけだ。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News