【11月17日 東方新報】中国の王毅(Wang Yi)外相は、15日に行われた習近平(Xi Jinping)国家主席とジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領との首脳会談は戦略的かつ歴史的であり、スチュワードシップを提供するものだと述べた。

 王毅外相はメディアに対し、両首脳はサンフランシスコで包括的であり深い会談を行った、と語った。

「会議のユニークな取り決め、中国や米国だけでなく国際社会からの注目、そして会議そのものの重要性を考えると、これはまさに戦略的意義と広範囲に及ぶ影響を持つ首脳会議である」とコメントした。

 王外相は、これは歴史的な会議でもあると指摘した。中米関係が重要な局面を迎えており、国際社会がこれまで以上に安定した中米関係を必要としている時に開催されるものだと話した。「これは習近平国家主席の6年ぶりの訪米であり、前回の会談から1年後の会談でもある。この会談は中米首脳会談の伝統の上に築かれたものであり、われわれの時代にとって価値のあるものだ」と語った。

 また、「スチュワードシップを提供する会議だ」と強調した。会談は4時間に及び、同時通訳も使われ、両首脳は顔を合わせて踏み込んだ意見交換をしたという。「彼らは、互いに対する正しい認識の採用、相違点の適切な管理、対話と協力の推進など、中米関係が直面している最も顕著な問題を指導する意見を述べた」と話した。

「パレスチナ・イスラエル紛争、ウクライナ危機、気候変動、人工知能(AI)、その他のグローバルな課題への対応について、全面的な議論を行った。彼らはさらに、二つの主要国が互いに仲良くするための正しい方法について議論し、主要国としての中国と米国の共同責任を確認した」と付け加えた。

 王外相はさらに、「彼らは共に未来志向のサンフランシスコのビジョンを共有し、中米関係の健全で着実かつ持続的な成長のための青写真を描き、道を示した」と語った。(c)東方新報/AFPBB