【11月17日 CGTN Japanese】中国の習近平国家主席は現地時間16日午前、サンフランシスコで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)CEOサミットに「心を一つに協力し、共に課題に取り組み、アジア太平洋協力の新たな一章を書き綴る」と題する書面演説を寄せました。

 習主席はその中で、「30年前、第1回APEC非公式首脳会議はアジア太平洋地域の発展と経済のグローバル化を推進し、アジア太平洋地域が世界経済成長の中心地、世界の発展と安定の拠りどころとなることを後押しした」と指摘しました。

 習主席はまた、「アジア太平洋地域は地政ゲームの闘技場に転落してはならず、ましてや『新冷戦』や陣営対立をしてはならない。デジタル化、インテリジェント化、グリーン化のモデル転換による発展を推進し、イノベーションと成果の転化を強化し、デジタル経済と実体経済の深い融合を推進し、手を携えてグローバル科学技術ガバナンスを完備し、開放、公平、公正、無差別の科学技術発展環境を構築しなければならない」との考えを示しました。

 そして、「中国は依然として世界成長の最大の推進力である」と強調した上で、「世界のビジネス・産業界が中国式現代化プロセスに積極的に参与し、中国の質の高い発展によってもたらされる巨大なチャンスを共有することを歓迎する」との姿勢を示しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News