元豪代表主将フーパーが7人制ラグビー転向 パリ五輪目指す
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【11月16日 AFP】ラグビー元オーストラリア代表主将のマイケル・フーパー(Michael Hooper)は16日、15人制から7人制への転向を発表し、来夏のパリ五輪出場が大きなニンジンになっていると明かした。
代表通算125試合の出場を誇るフーパーだが、エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)前ヘッドコーチ(HC)が率いるワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)から落選し、W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)出場を逃した。
これまでに海外移籍か引退、あるいは7人制でのプレーのいずれかを検討してると話していたフーパーは、「転向はよく考えていたことで、セブンズ(7人制)でプレーし、代表に入るという挑戦にとても気合が入っている」と述べた。
ワールドラグビー(World Rugby)は新シーズンに向けてワールドラグビーセブンズシリーズ(World Rugby Sevens Series)を刷新し、今年12月のアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ(Dubai)大会を皮切りに世界主要8都市を転戦することになっている。フーパーは五輪で金メダルを狙う豪代表での地位を固めるべく、第3戦の豪パース(Perth)大会でのデビューを目指している。
五輪は大きなニンジンというフーパーは、「パリ五輪には決して参加できないと思っていた」としつつ、「それを今季の目標とするのはとても大きなことだが、自分はこの世界へ全くの新人として臨むことになる」と続けた。
7人制豪代表は昨季のセブンズシリーズの順位により、すでにパリ五輪出場権を獲得している。
豪代表のジョン・マネンティ(John Manenti)HCは、フーパー加入は初のメダル獲得の可能性を大いに高めるとし、「彼は大きな試合での経験値があり、チームにマイケルのような選手がいるというのは、来年のわれわれにとっては大きな違いになる可能性がある。彼がこの形式に素早く移行できるように支援する」とコメントしている。(c)AFP