【11月16日 CGTN Japanese】現地時間11月15日、習近平国家主席は米サンフランシスコのファイロリでバイデン大統領と首脳会談を行いました。

 両首脳は、双方の作業部会がバリ島会談以降、中米関係の指導的原則を討議・確立するために払ってきた努力を認め、相互尊重、平和共存、意思疎通を保ち、衝突を防止し、「国連憲章」を厳守し、共通の利益がある分野において協力を展開し、責任を持って二国間関係における競争の要素をコントロールしていくことで合意しました。また、双方の作業部会が引き続きこの問題について議論することを歓迎すると示しました。

 両首脳はさらに、AIをめぐる政府間対話の構築を含む中米各分野の対話と協力を推進・強化することや、中米麻薬取締協力ワーキンググループを設立し、違法薬物の取り締まりをめぐる協力を展開すること、平等と尊重に基づく軍のハイレベルの意思疎通、中米国防部業務会合、中米海上軍事安全協議メカニズム会議を再開し、中米両軍戦区司令官の電話会談を展開すること、来年の早い時期にさらに両国を結ぶ直通便の大幅な増便を行うこと、教育、留学生、若者、文化、スポーツ、ビジネス界の交流を拡大することなどで一致しました。

 また、気候変動対策については、両首脳はこれからの重要な10年間に中米が共同で気候危機に対応する努力を加速することの重要性を再確認し、両国の気候変動担当特使がこのほど行った積極的な議論に歓迎の意を示しました。その具体的行動には、2020年代の国内排出削減行動、ドバイで開幕される第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP28)の成功の共同推進、中米の「21世紀20年代気候行動強化作業部会」の立ち上げとそれによる具体的な気候変動対策の加速が含まれています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News