「2030年、大阪のカジノで市場が大きく変化」…K-POPなどテーマ化の「差別化された韓国型IR」求める声
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【11月15日 KOREA WAVE】「大阪で複合リゾート(IR)がオープンすれば、カジノ市場がかなり変わると予想される。これに対応するために必要なのが、差別化された韓国型IR開発です」
韓国・慶熙(キョンヒ)大学ホテル観光大学のイ・チュンギ教授はこのほど、ソウルで開かれた韓国カジノ業観光協会セミナーで、「周辺国はIRを通じた大衆観光客の誘致に力を入れており、激しい競争が起きている状況だ」と語り、韓国型IR開発の促進を強調した。
セミナーでは、東南アジアのカジノ産業の現状を点検し、2030年、日本のカジノ複合リゾートオープンに伴う市場競争の激化を受けた対応について議論が交わされた。
イ・チュンギ教授は、韓国カジノ産業の発展のためには、▽韓国型複合リゾート開発推進▽政府のカジノ産業育成意志▽カジノの周知向上とカジノ産業の自浄▽産業振興のための韓国カジノ業観光協会の意見調整権の付与――などが必要だと強調した。
イ・チュンギ教授によると、日本のIR整備法では、カジノ面積を全体3%以下に制限し、残りの97%をノンゲーム施設として開発するよう規定している。マカオもノンゲームを優先する政策を通じて「カジノシティ」から「エンターテインメントシティ」にブランド変更を推進する。シンガポールは2つの複合リゾート施設の拡張に数兆ウォンを投入している。
こうした状況をふまえ、イ・チュンギ教授は「差別化されたK-IR開発がかぎになる。他の国にはないK-POP、K-カルチャー、K-フードなどをテーマ化し、ノンゲーミング施設として韓流パフォーマンスホールを追加し、韓流ファンを含む世界の大衆観光客(マスマーケット)を攻略する必要がある」と語る。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News