【11月14日 AFP】1962年製の「フェラーリ250GTO(Ferrari 250 GTO)」が13日、米ニューヨークで競売に掛けられ、5170万ドル(約78億円)で落札された。自動車としては、過去2番目の高額落札となった。競売大手サザビーズ(Sotheby's)が明らかにした。

 主催したクラシックカー専門競売会社RMサザビーズによると、車両は過去38年にわたって米収集家が所有していた。入札開始から数分で落札されたが、落札価格は予想価格の6000万ドル(約91億円)を下回った。落札者についての情報は開示されていない。

 自動車の落札価格としては、2022年に1955年製「メルセデス・ベンツ300SLRウーレンハウト・クーペ(Mercedes-Benz 300 SLR Uhlenhaut Coupe)」の1億3500万ユーロ(約219億円)に次いで2位となる。

 落札された車両のシャシーナンバーは3765。独ニュルブルクリンク(Nurburgring)1000キロ耐久レースで2位となったほか、ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race)にも出場している。1960年代後半に米国に輸出され、複数の所有者の手を経て、1985年以降はオハイオ州の「熱心な収集家」に所有されていた。(c)AFP