上海空港、インバウンド観光客向けの決済サービスを向上
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【11月14日 CNS】中国・上海市の国際空港2か所を管理・運営する上海空港集団(Shanghai Airport Authority)は、海外からの訪中観光客が空港でカード決済や両替をより円滑に行えるよう、サービスの最適化を図っている。上海市党委員会と市政府の要請に基づき、中国人民銀行(People's Bank of China、中央銀行)上海支店や上海市財政局、交通委員会などと協議。より利便性の高いサービスを実現していく。
現在、上海浦東国際空港(Shanghai Pudong International Airport)と上海虹橋国際空港(Shanghai Hongqiao International Airport)にある計370店舗のPOS(販売時点情報管理)機は、海外の銀行カード、微信(ウィーチャット、WeChat)決済、支付宝(アリペイ、Alipay)決済などに対応しており、17か所の外貨両替所と7か所の銀行・金融機関、16か所のATMがある。
その上でインバウンド観光客が国内のモバイル決済により早く適応できるよう、上海空港集団は阿里巴巴集団(アリババグループ、Alibaba Group)の金融関連会社「螞蟻科技集団(アント・グループ、Ant Group)」と協力し、両空港に支払い体験サービスカウンターを開設。海外カード決済のガイダンスや相談サービスをする。
浦東空港では9月30日に国際線到着エリアにサービスカウンター2か所を開設。午前7時から午後10時まで営業し、中国語と英語のバイリンガルスタッフが1日あたり30人の観光客を応対する。
虹橋・浦東の両空港の店舗で、海外からの観光客が現金やクレジットカードで支払いができることを明確に示すよう義務付け、各店舗で研修も行っている。(c)CNS/JCM/AFPBB News