ラジオ番組「チュ・ジヌ ライブ」(KBSキャプチャー)(c)NEWSIS
ラジオ番組「チュ・ジヌ ライブ」(KBSキャプチャー)(c)NEWSIS

【11月14日 KOREA WAVE】韓国放送公社(KBS)は13日、パク・ミン社長就任に合わせて主要ニュース番組のアンカーを交代させ、その中にラジオ番組「チュ・ジヌ ライブ」の司会者チュ・ジヌ氏も含まれた。チュ・ジヌ氏は同日、自身のSNSに「今日午前、KBSから(もう会社に来るなという)連絡を受けた」「チュ・ジヌ ライブをクビになった」と書き込んだ。

チュ・ジヌ氏は「最後の放送もできず、リスナーに最後の挨拶を伝えられるようにしてほしいと懇願した」「(電話をした)幹部は、放送日の解雇通知は非常識なことであり、無礼だと思っているが、だめだと言った。社長があまりにも強硬で仕方がないと言った」と明らかにした。

実際、この日、「チュ・ジヌ ライブ」は放送をとりやめ、その場は「特集KBS1ラジオ夕方」で埋めた。14日の編成表でも「チュ・ジヌ ライブ」は存在せず「特集KBS1ラジオ夕方」が放送されることが確認された。

パク・ミン新任社長は7日の国会人事聴聞会で「チュ・ジヌ ライブ」に対する意見を述べた経緯がある。

当時、与党「国民の力」のパク・ソンジュン議員は、社長候補だったパク・ミン氏に「前回の大統領選を控えて約40日間『チュ・ジヌ ライブ』オープニングコメントをチェックしたところ、25回の放送中に24回が(当時大統領候補だった)ユン・ソンニョル(尹錫悦)氏や国民の力に対する否定的なコメントだった」「虚偽、歪曲、偽物、操作をそのまま放置してもいいのか、一罰百戒しなければならないのではないか」とただした。

これに対し、パク・ミン氏は「実際に(チュ・ジヌ ライブが)行政的な制裁を多く受けた」「KBSの信頼度にも(良くない)影響を大きく及ぼしたと思うので、そのように措置する」と発言していた。

KBSは新社長就任に合わせ、大々的な人事改編を断行し、「KBSニュース9」「KBSニュース広場」などの看板番組のアンカーを交代させた。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News