【11月13日 AFP】スペイン・バルセロナ(Barcelona)で12日、建築家アントニ・ガウディ(Antoni Gaudi)が設計したサグラダ・ファミリア(Sagrada Familia)教会が着工から141年を経て新たに2塔が完成したのを祝い、ライトアップが行われた。

「福音史家の塔」4塔のうち、残る2塔が9月に完成した。高さはともに135メートル。聖マタイ(Matthew)と聖ヨハネ(John)を象徴しており、人の胸像とワシの像が設置されている。聖ルカ(Luke)と聖マルコ(Mark)の塔は昨年完成している。

 この結果、まだ完成していないのは最も高い「イエス・キリスト(Jesus Christ)の塔」だけとなった。

 サグラダ・ファミリアは当初、ガウディ没後100年に当たる2026年の完成を目指していたが、新型コロナウイルスの流行で工事が遅延。エステベ・カンプス(Esteve Camps)建設委員長はこの日、地方紙バンガルディアに「遅くとも10年後には完成する」との見通しを示した。(c)AFP