【11月13日 AFP】ラグビーオーストラリア代表ヘッドコーチ(HC)を辞任したエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)氏が、年明けまでには現場に復帰したいと話した。13日の豪紙がジョーンズ氏の言葉を伝えた。

 現在63歳のジョーンズ氏は、1月にオーストラリア代表の指揮官に復帰したが、テストマッチ9試合でわずか2勝しか挙げられず、プールステージ敗退に終わったW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)限りで辞任していた。

 ジョーンズ氏は地元紙オーストラリアンに対して、「もちろん指導がしたい。今は求職中だ」とコメント。4年間率いた日本代表への復帰のうわさについては、正式なオファーはまだないと改めて話し、「日本がドアをノックしてきたなら、もちろん話をするだろうし、他にもいくつかの国からアプローチがある。興味を示している欧州のクラブも一つあるから、1月までには仕事に戻れると期待している」と続けた。

 ジョーンズ氏は、ジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)HCの退任が決まっている日本の次期指揮官の最有力候補と目されている。他にはフラン・ルディケ(Frans Ludeke)HCも候補に挙がっている。

 オーストラリア代表では、大胆なアプローチと若手主体の方針が裏目に出て結果を残せなかったが、ジョーンズ氏はその経験を経て指導者として成長できたと断言している。

「エネルギーがある限りは続けたい」としたジョーンズ氏は、「経験と学びの面では、年を重ねるほど成長できる。今の自分は、去年のこの時期よりもずっと優れたコーチになっている」と自信を見せ、「オーストラリアでは多くのことを学んだ。やるべきでなかったことや、うまくやれなかったことも学べたし、次の仕事ではもっといいコーチになれる」と語った。(c)AFP