モディ印首相の「雑穀ソング」、グラミー賞ノミネート
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【11月12日 AFP】インドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相(73)が制作に関わった、雑穀の素晴らしさをたたえる曲が10日、グラミー賞(Grammy Awards)にノミネートされた。
ノミネートされたのは、ファルー(Falu)さんとガウラブ・シャー(Gaurav Shah)さんが歌う「アバンダンス・イン・ミレット(豊かな雑穀、Abundance In Millets)」。最優秀グローバル・ミュージック・パフォーマンス部門にノミネートされた。2人によると、「作曲と演奏」にモディ氏が協力した。
歌は「雑穀は素晴らしい」とたたえ、「もし世界を変えられるなら」と問いかけている。モディ氏が雑穀について説明する演説も挿入されている。
インドは世界最大の雑穀生産国で、世界第2位の輸出国。グルテンフリーのキビやアワなどの雑穀は水が乏しいやせた土地でも育つことから、モディ氏は2014年に首相に就任して以来、雑穀の生産・消費の拡大に力を入れてきた。
ファルーさんは今年6月、この曲についてX(旧ツイッター)に、飢餓撲滅と貧困抑制を目指すモディ氏の「ビジョン」の実現に向け、同氏自身からアイデアを打診されたと投稿している。
国連(UN)が今年を「国際雑穀年」と定めたのも、インドの提案がきっかけだった。9月にニューデリーで開催された20か国・地域(G20)首脳会議(サミット)では、雑穀中心のベジタリアンディナーが提供された。(c)AFP