【11月12日 AFP】東エルサレムのラスアルアムド(Ras al-Amud)地区で10日、イスラエル当局によりモスクへの立ち入りが一部制限されたのを受け、通りから金曜礼拝に参加するパレスチナ人男性の姿が見られた。イスラエルの治安部隊員がその脇を通り過ぎた。

 イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織「ハマス(Hamas)」の戦闘が続く中、イスラエルは併合を宣言している東エルサレムの検問とパトロールを強化しており、アルアクサ・モスク(Al-Aqsa Mosque)の敷地内への立ち入りは50歳以上の信者に限っている。

 イスラエルによると、10月7日のハマスのイスラエルへの越境攻撃で約1200人が死亡し、約240人が拉致され人質となった。一方、ガザの保健当局の最新情報によると、ガザ地区では数千人の子どもを含む1万1000人以上が死亡した。双方とも死者の大半は民間人だとしている。(c)AFP