【11月11日 AFP】女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2023)は10日、スペイン・セビリア(Seville)で決勝ラウンドが行われ、チェコとスロベニアが準決勝進出を決めた。

 グループAのチェコは米国と対戦し、カテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova)が3-6、2-6でダニエル・コリンズ(Danielle Collins)に敗れた後、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)女王のマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova)が6-1、6-1でソフィア・ケニン(Sofia Kenin)に快勝し、1勝1敗とした。

 迎えた最終ダブルスでは、四大大会(グランドスラム)通算7勝を誇るバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova)/シニアコバ組が6-3、7-5でコリンズ/テイラー・タウンゼント(Taylor Townsend)組に勝利し、2勝1敗で勝ち上がりを決めた。準決勝ではカナダと対戦する。

 グループBのスロベニアはカザフスタンに1勝2敗で敗れたが、セット獲得率で上回り4強入りを果たした。

 まずはカヤ・ユバン(Kaja Juvan)が6-1、6-0でアンナ・ダニリナ(Anna Danilina)に圧勝すると、第2試合でタマラ・ジダンセク(Tamara Zidansek)がユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva)から第1セットを取った時点で準決勝進出が確定した。

 第1セットを6-2で先取したジダンセクは第2セットを2-6で落とした後に棄権。カザフスタンは最後のダブルスも勝利したが、突破はならなかった。

 スロベニアは準決勝でイタリアと顔を合わせる。(c)AFP