【11月10日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)に所属するコロンビア代表FWルイス・ディアス(Luis Diaz)の父親ルイス・マヌエル・ディアスさん(56)が9日、左翼ゲリラ「民族解放軍(ELN)」に誘拐されてから12日ぶりに解放された。

 数日間にわたる交渉の末に、ELNはベネズエラとの国境に近いセラニアデルペリハ(Serrania del Perija)山脈の非公表の場所で、ルイス・マヌエルさんを人道支援団体のスタッフに引き渡した。

 その後、ルイス・マヌエルさんは付き添いの人とともにヘリコプターで北部バエドゥパル(Valledupar)へ移動。ヘリを降りるとゆっくりと歩きながら報道陣に手を振った。

 数時間後には警察の警備の下、北部ラグアヒラ(La Guajira)州バランカス(Barrancas)の自宅に到着し、隣人からドラムやトランペットの音楽で祝福された。現地放送局ブルー・ラジオの映像では、支援者や「迅速」な解放に尽力した軍に感謝を伝える様子が映された。

 映像では右脚に包帯を巻いている姿が確認されており、親族は報道陣に対して、体調が少し心配だが生還を喜んでいるとコメントした。

 リバプールも解放のニュースを歓迎し、即座にディアスを同日行われたヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)のトゥールーズ(Toulouse FC、フランス)戦の先発に起用した。試合は2-3でリバプールが敗れた。

 ディアスの両親は先月28日、バランカス市内のガソリンスタンドでバイクに乗った武装集団に連れ去られた。母親は数時間後に救出されたものの、ルイス・マヌエルさんをめぐっては250人以上の兵士を投入して陸と空から大規模な捜索が立ち上げられていた。

 映像前半は解放されたルイス・マヌエルさん、9日撮影。後半はコロンビア軍より提供。(c)AFP/Alberto Gonzales with Valentin Diaz in Bogota