河姆渡文化発見50周年考古学成果特別展が北京で開催
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【11月9日 CGTN Japanese】考古学者が河姆渡遺跡の秘密のベールをめくって長江流域が黄河流域と同様に中華文化の発祥地であることを証明したのは、50年前のことでした。そして北京市内の国家博物館では8日、7000年前の「江南水郷」を再現する河姆渡文化発見50周年考古学成果特別展が、始まりました。
この特別展では、河姆渡遺跡や田螺山遺跡などから出土した陶器、石器、骨器、貝器、木器、編物が324点(セット)展示されています。具体的には稲作の痕跡や、高床式建物の木組み遺跡、独特の木炭が混じった黒陶、精巧な手芸品など河姆渡文化を象徴する考古学成果が展示されています。
その中の双鳥朝陽蝶形器は象牙彫刻品の残片は、上下部分は損傷していますが、現存部分だけでも古代人の独特の美意識と熟練した技が見られます。また、猪紋陶鉢の表面は漆黒で、外側の両面にはそれぞれ白い線で長い鼻に丸い目、全身に毛がさかだつイノシシが描かれ、四つ足でふらふらと歩いているようです。この国宝級文化財2点は半世紀ぶりに北京で披露されました。
展示場にはさらに、クルミ、炭化稲、ヒシの実、茶の木の根、動物の骨格化石などが多数並べられました。箱に納められたカキ、ツキガイ、サザエなどは完全に保存されており、独特な形の木の櫂などは当時の人々が漁に頼る生活をしていたことを示す証拠です。
河姆渡文化は中国東部に位置する浙江省(Zhejiang)の余姚県(Yuyao)で発見された河姆渡遺跡から命名されました。主要な分布地は浙江省北東部の寧波(Ningbo)・紹興(Shaoxing)地区東部と舟山地区です。考古学者はこの場所で1973年、今から6000~7000年前の広大な面積に分布する高床式木造建築遺跡、人により栽培された大量の水稲、豊富な動植物などの残存物を発見し、中華文明の起源や発展過程を明らかにするための極めて貴重な実物資料を提供しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News