字幕:ガザ市民、白旗手に南部へ避難
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【11月9日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)では8日、イスラエルの命令に従い、市民が白旗を手に、遺体の間を抜け、イスラエル軍を横目にしながら、南部へ避難していた。
イスラエルとガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)の戦闘が始まって1か月近く。オラさんは「とても怖かった」とAFPに語った。「私たちは白旗を掲げて、手を上げて歩き続けた。たくさんの人が避難していた」
幼子を抱いて避難したアミラさんは、イスラエルが南部へ避難を促すビラを空から投下していたと振り返る。AFPもこのビラを確認した。
「私たちはガザ中心部から南部へ歩いて来た」「こんなに長い距離だとは思わなかった」と、アミラさん。途中「バラバラになった殉教者の死体」も見たという。
ハイサムさんは、母や親戚と共に南方ブレイジ(Al-Bureij)難民キャンプまで4キロの道のりを歩いた。
一家の自宅はシファ(Al-Shifa)病院近くにあったが、一帯で激しい砲撃があったため避難したという。道中では、腐敗した遺体を目にした。
つえを頼りにして歩くハティムさんは、イスラエル軍の前を通り過ぎた際の恐怖を語った。
ハティムさんは、戦闘開始後繰り返し爆撃を受けている北部ジャバリア(Jabalia)難民キャンプから避難した。「兵士の横、銃の横、戦車の横、飛行機の横…本当に恐ろしかった」と振り返った。
「私たちはテロリストではなく、平和に暮らしたい民間人だ」と訴えた。(c)AFP