黄土を踏む体験客(c)NEWSIS
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【11月08日 KOREA WAVE】全国的に裸足歩きが人気を集めている韓国。忠清(チュンチョン)圏焼酎会社「マッキスカンパニー(旧鮮洋酒造)」のチョ・ウンレ会長が造成した大田鶏足山黄土道は裸足ウォーキングを流行させた「聖地」のようなところだ。

ハイヒールを履いていた知人と同行した登山で、偶然靴を脱いで裸足で鶏足山城(ケジョクサンソン)に登ったチョ会長が自ら裸足歩行の効果を体験し、社会貢献をした事情は有名だ。

2006年から造成された14.5kmの鶏足山黄土道は全国から訪ねてきた体験客が集まって週末には人があふれる。文化体育観光省と韓国観光公社が選定する「韓国観光100選」に4回連続選定されたこの場所は、歩くだけで健康になるという口コミでますます体験客が増えている。山林庁選定の「歩きやすい名品林道50選」にも選ばれたことがある。

黄土道の裸足歩きは特に「不眠症」に効果があると知られている。チョ会長本人も裸足で歩いた初日、熟睡して頭がすっきりする特別な経験をしたため、このような効能を周辺とともに分かち合おうという趣旨で黄土道の造成に乗り出した。マッキスカンパニーが06年から毎年10億ウォンあまりをかけて18年間管理してきたおかげで、黄土が雨水などに流されてもすぐ復旧し、いつでも黄土道の登山を体験できるところだ。

地球と直接足が触れてつながっているという意味で「アーシング(Earthing)」とも呼ばれる裸足歩きは最近熟睡に役立つという体験客の「証言」が殺到し全国的なブームを起こしている。

裸足歩行のための黄土道が全国各地に作られている。そのうち、鶏足山は元祖として知られており、マッキスカンパニーは全国の自治体に黄土道の造成と管理技法をコンサルティングしている。

本人が造成した黄土道に毎日登るチョ会長は「地方自治体で黄土道導入をたくさんしてくれてありがたいこと」としながらも「一部地域では持続的に管理ができず捨てられたところもある」と残念がっている。

黄土道は全羅北道金堤市(チョルラブクド・キムジェシ)、高敞市(コチャンシ)、井邑(チョンウプ)など黄土で有名な地元の土を主に利用する。造成で終わるのではなく、流失する黄土を持続的に満たさなければならず、少なからぬ予算がかかるという点で管理が難しい。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News