【11月8日 AFP】赤十字国際委員会(ICRC)は7日、パレスチナ自治区ガザ市(Gaza city)で医薬品などの人道支援物資を積んだ車列が攻撃を受けたと明らかにした。

 ICRCの車両2台とトラック5台がコッズ(Al-Quds)病院をはじめとする医療施設に物資を運んでいたところを攻撃され、トラック2台が損傷、運転手1人が軽傷を負ったという。誰が、どの方角から攻撃したのかは明らかにしていない。

 ICRCガザ地区事務所のウィリアム・ションバーグ(William Schomburg)代表は、「人道支援要員が活動できる状況ではない」「私たちは、困窮する市民に緊急支援物資を届けるためにここにいる。極めて重要な援助を医療施設に確実に届けられるようにするのは、国際人道法に基づく法的義務だ」と訴えた。

 車列は攻撃の後、ルートを変更してシファ(Al-Shifa)病院に医療品を届けた。その後は重傷患者を乗せた救急車6台を伴い、エジプトとの境界にあるラファ(Rafah)検問所に向かったとしている。(c)AFP