【11月08日 KOREA WAVE】
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韓国最大の携帯電話事業者「SKテレコム」は6日、人工知能(AI)技術を活用して発達障害の人の行動パターンを認知し、日常生活における危険を感知・対応する分析システムを、ソウル市鍾路区の発達障害者生涯教育センターでテスト導入すると明らかにした。

ソウル市は、第2期発達障害者支援基本計画に従って、AI行動分析システムのモデル事業を推進している。同社のAI技術を活用すれば発達障害者の行動パターンを分析し、これをテキストに変換し、そのような行動がどれだけ続いたのかも記録できる。蹴り、たたき合い、押し引き、倒れ込み、頭叩き、横になる、走る、徘徊する、ジャンプなど、計9つの行動を認知できる。

SKテレコムはソウル市とともにデータに基づいた仲介計画を立て、福祉現場にいる専門家らと協力するなど、多様なシステム活用ができると期待している。また、モデル事業を通じてシステムをさらに高度化させ、お年寄りや子どもら社会的弱者の危険をリアルタイムで感知し、迅速に対応できるようにするなど、より広い領域に活用範囲を拡大していく計画だ。

SKテレコムESGアライアンス担当のオム・ジョンファン氏は「発達障害の人はもちろん、家族と関係者の生活の質を高められる温かいAIを作るため、努力を続けていきたい」と話している。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News