【11月9日 Xinhua News】中国広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)の中国鉄路南寧局集団はこのほど、今年1~9月に「西部陸海新ルート」の海上・鉄道複合一貫(シーアンドレール)輸送取扱量が前年同期比14%増の63万3千TEU(20フィートコンテナ換算)に達したと発表した。

 中国西部と東南アジアを結ぶ西部陸海新ルートは、西部地域の重要な南北陸海連動戦略通路であり、北はシルクロード経済ベルトに、南は21世紀海上シルクロードに接続し、長江経済ベルトと有機的に結び付いている。重慶市を運営センターに据え、鉄道や海運、道路などの手段を利用して南に向かい、広西チワン族自治区などの港を経由して世界各地に通じる。

 西部陸海新ルートの海上・鉄道複合一貫貨物列車は現在、国内18の省(自治区・直轄市)の61都市にある120駅をネットワークし、世界119カ国・地域の港393カ所と結んで940品種を上回る貨物を輸送している。

 沿線の各関係国(地域)による共同推進の下で西部陸海新ルートの建設が加速しており、西部地域における対外開放の新たな局面構築に寄与している。

 運営センターの重慶市では、西部陸海新ルートがもたらす利便性を生かし、地元自動車メーカーの賽力斯集団が海外市場向け自動車の列車による輸送を行っている。今年6月末までに西部陸海新ルート経由で完成車と部品を1万TEU出荷しており、その価値は20億元(1元=約21円)に達した。

 同社海外事業部の張興燕(Zhang Xingyan)総経理は、同社が生産する新エネルギー自動車をインドネシアに輸出する際、以前は川と海の連絡輸送で30日かかっていたが、現在は西部陸海新ルート経由により所要時間が18日前後にまで短縮され、輸送効率が大幅に向上したと語った。

 西部陸海新ルートの主要港の一つである広西チワン族自治区の北部湾港は今や、西部地域における対外開放のハブ港となっている。広西北部湾国際港務集団によると、今年1~8月の同港(本港)の貨物取扱量は前年同期比11・4%増の2億300万トンに達し、昨年より1カ月早く2億トンを突破した。また、コンテナ輸送量は同15・0%増の501万5千TEUだった。(c)Xinhua News/AFPBB News