【11月7日 AFP】仏パリの空港で、イスラム教徒が出発ロビーで集団礼拝を行う写真がSNSで拡散され、物議を醸している。これを受け政府は6日、「断固」とした対応を取ると表明した。

 拡散された写真には、パリのシャルル・ドゴール(Charles-de-Gaulle)空港で、ヨルダン行きの航空便の出発を待つ旅行者数十人が礼拝を行う様子が収められている。

 フランスには大規模なイスラム教徒とユダヤ教徒のコミュニティーがあり、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)とイスラエルとの戦闘で、フランス国内の緊張も高まっている。

 匿名の空港関係者はAFPに、礼拝はターミナル2Bで約10分間行われ、約30人が参加したと語った。

 空港内には、宗教を問わず利用できる礼拝室が設けられている。

 フランスは厳格な世俗主義をとっており、学校や空港などの公共の場で宗教的信条を示すことは制限されている。

 クレマン・ボーヌ(Clement Beaune)交通担当相はX(旧Twitter)で、空港当局は「断固」とした対応をすると強調した。

 同空港を運営するADPのオーギュスタン・ド・ロマネ(Augustin de Romanet)最高経営責任者(CEO)はXに、今回の出来事について遺憾の意を示した。さらに「専用の礼拝室が存在する」とし、国境警備隊による取り締まりを強化すると述べた。(c)AFP