【11月7日 AFP】ウクライナ軍総司令官の側近が6日、誕生日プレゼントに入っていた手りゅう弾の爆発により死亡した。

 ワレリー・ザルジニー(Valeriy Zaluzhny)総司令官はテレグラムで、「私の補佐官であり盟友のゲンナジー・チャスチャコフ(Gennadiy Chastiakov)少佐が誕生日に亡くなった」とし、「プレゼントの中にあった爆発物が爆発した」と明らかにした。

 イーホル・クリメンコ(Igor Klymenko)内相はテレグラフで、チャスチャコフ氏が誕生日プレゼントを息子に見せようとしたところ、手りゅう弾が入っていたと説明。「最初に息子が手に取りピンを回し始めたが、チャスチャコフ氏が取り上げ、ピンを抜いたため、悲劇的な爆発が起きた」としている。

 クリメンコ氏によれば、警察は手りゅう弾を贈った同僚の兵士を特定しており、捜査に着手した。

 ザルジニー氏は、ロシアが昨年2月にウクライナに侵攻を開始して以来、チャスチャコフ氏は「ロシア軍との戦闘に命をささげてきた」と追悼した。同氏には妻と子ども4人がいる。(c)AFP