【11月07日 KOREA WAVE】
「ソウル特別市編入が良い」と記された横断幕(c)news1
「ソウル特別市編入が良い」と記された横断幕(c)news1

「ソウル特別市編入が良い」と記された横断幕(c)news1

韓国の与党「国民の力」のキム・ギヒョン代表が先月30日、金浦市(キンポシ)のソウルへの編入を党方針として推進すると明らかにした。市民に聞くと、公共交通施設の拡充に期待の声が上がるなど、おおむね肯定的に受け止められているようだ。

ソウルで開発者として働くキム・ヒョンミンさん(34)は「編入されればインフラが大きく発展し、出勤も便利になりそうだ」と話した。

余暇や趣味の時間を過ごす施設がさらに増える点も賛成理由の一つ。主婦のキム・ソンミさん(63)は「ソウルは住民センターや文化センターのプログラムがここより充実しているし、ヨガやピラティス、水泳の受講料も安いようだ」と期待した。

金浦市の他にも河南市(ハナムシ)、九里市(クリシ)、光明市(クァンミョンシ)などがソウルに編入される可能性も提起されている。「メガシティソウル」をつくろうという構想だ。

河南市在住の30代は「ソウル市の市民親和政策が印象的だった。編入されれば河南もやはり政策的側面で多様になりそうだ」と語った。

一方で、疑問を呈する市民もいる。金浦市の43歳は「編入されて住宅価格が上がれば、(韓国の伝統的な賃貸制度である)伝貰(チョンセ)や家賃で暮らす人々の負担が大きくなりかねない」と危惧する。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News