【11月7日 AFP】女子テニスのシーズン最終戦、WTAファイナルズ(2023 WTA Finals)は6日、メキシコ・カンクン(Cancun)でシングルス決勝が行われ、大会第2シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は6-1、6-0で第5シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)を一蹴し、ツアー通算17勝目を記録すると同時に世界ランク1位返り咲きを決めた。

 通算4度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇る22歳のシフィオンテクは、この試合で終始ペグラを圧倒し、わずか59分間で勝利を収めた。今大会は準決勝で第1シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)を撃破しており、この勝利で2季連続の年間1位も確定させた。

 一方、29歳のペグラはカナダ・モントリオールで開催された8月のナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2023)でシフィオンテクを撃破していたほか、今大会も圧巻のパフォーマンスで決勝まで進出した。

 しかし、全仏オープン(French Open)優勝3度の実力者であるシフィオンテクがあらゆる局面でプレーがさえ渡っていたのに対し、ペグラは直近の直接対決となっていたカナダ大会での勝利を再現することはできなかった。(c)AFP