【11月7日 Xinhua News】中国上海市で5日に開幕した第6回中国国際輸入博覧会で、日系企業などでつくる中国日本商会は6日、博覧会会場の国家会展中心(国家エキシビション・コンベンションセンター)でメディア向け発表会を開き、日本企業の出展情報を紹介した。

 本間哲朗会長によると、日本企業は外国・外資企業の中で最多の350社が出展。全出展企業の1割以上を占め、自動車やエネルギー、消費財、電気・電子部品、ゲーム、金融サービスなど多くの分野にわたった。

 発表会では多くの出展企業が新製品や新サービスなどの見どころを紹介。日本貿易振興機構(ジェトロ)は、初の試みとして日本政府観光局(JNTO)や11の自治体と提携して日本観光の魅力をPRするほか、体験型ブースを設置し、ウインタースポーツ関連商品やペット用品なども初めて展示したと説明した。

 6年連続の出展となるソニーは、サステナビリティー(持続可能性)分野の革新的取り組みや障害者向け新製品を出展。資生堂は24ブランドの新製品40種類余りを展示したほか、美容液「アルティミューン」のレフィル(詰め替え)サービスを海外で初めて紹介した。東芝グループはAI(人工知能)画像検査技術を含む多くの革新的デジタルソリューションを初出展した。

 説明会に参加した出展企業の多くは、輸入博が新製品と新技術を紹介するのに最適な舞台であり、商談の絶好のチャンスでもあると表明。輸入博で商機をさらに広げ、中日経済交流の一層の発展を促していきたい考えを示した。(c)Xinhua News/AFPBB News