【11月11日 CGTN Japanese】中国西北部甘粛省(Gansu)のジャイアントパンダ国家公園白水江分局譲水河保護ステーションでこのほど、2023年の2回目の野生動物資源調査中に、2人の職員が野生のジャイアントパンダと遭遇しました。野生パンダと職員の距離はわずか100メートル足らずで、パンダは人間を発見すると、その場に立ち止まり、職員と数秒間見つめ合った後、密林の中に潜り込みました。

 職員によりますと、このジャイアントパンダは未成年(1~4歳の間)で、動きがすばしこく、体も丈夫で、健康状態も良好だということです。同保護ステーションの職員が野生のジャイアントパンダと遭遇するのは2020年に続き2回目です。パンダが発見された場所は甘粛省隴南市文県対樹溝大回山で、標高は2200メートル、生態環境は針広混交林で、パンダの主食になる竹が数多く生育しているエリアです。

 ジャイアントパンダ国家公園白水江分局は甘粛省内におけるジャイアントパンダの主要な分布エリアで、第4回全国ジャイアントパンダ調査データによると、パンダの生息数は110頭です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News