ジャバーが賞金一部寄付 パレスチナ支援で 女子テニス
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【11月2日 AFP】女子テニスのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)は1日、現在出場しているシーズン最終戦、WTAファイナルズ(2023 WTA Finals)の賞金の一部をパレスチナに寄付すると表明した。
ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)決勝で敗れたマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)に雪辱を果たして今大会初白星を挙げた試合後、コート上で行われたインタビューで「勝てたのはとても幸せだが、最近はあまり幸せではない。世界情勢のせいで幸せになれない」と語ったところで涙。
イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)の紛争に言及して、「子どもや赤ちゃんが毎日亡くなっていくのを見て本当につらい。胸が痛む。だから賞金の一部をパレスチナの人たちの支援のために寄付することに決めた」と明かし、「これは政治的なメッセージではなく人道の話。私は世界の平和を望んでいる。ただそれだけ」と述べた。
試合後の会見では、競技に集中するのが難しい状況だと明かしつつ、「お金を寄付することで、人々の苦しみが少しは良くなるかもしれない。今彼らにとってお金が何の意味も持たないのは分かっている。すべての人の自由と平和を願っている」とコメントした。
ジャバーはアラブ系の女子選手として唯一、四大大会(グランドスラム)の決勝に進出した経験を持つ選手。今大会で準決勝に進むには、3日のラウンドロビン最終戦で世界2位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)に勝利することが第1条件となる。(c)AFP