ソウル市内の大型マートでビールを買う消費者(c)news1
ソウル市内の大型マートでビールを買う消費者(c)news1

【11月02日 KOREA WAVE】韓国の輸入ビール市場で中国と日本の予測不能な競争が続いている。日本製品不買運動(ノージャパン)の余波で不動のトップの座を明け渡した日本に対し、中国が躍進したのも束の間、有名ブランド「青島(チンタオ)」で起きた不祥事で大幅ダウンしているのだ。

コンビニ業界によると、10月21~26日、青島ビールの売り上げが前週同期比最大40%以上減った。工場の作業員が原料の麦芽の保管所で小便している映像がSNSで急速に拡散した影響とみられる。

これを受けて、中国の代わりに日本など他国のビールが売れるだろうというのが業界の見通しだ。

関税庁の貿易統計によると、昨年の中国ビールの輸入額と輸入量はそれぞれ3644万ドル(約54億9000万円)と4万6504トンで、ともに1位を占めた。

しかし、今年はノージャパンの動きが収まって日本からの輸入が増え、1位を奪還した。日本のビール輸入量は今年8月まで3万6564トンと堅調で、中国の3万2153トンを上回っている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News