ズベレフ 女性への暴行疑惑で罰金命じられる
発信地:ベルリン/ドイツ
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【11月1日 AFP】男子テニス元世界ランク2位のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が、2020年5月に女性に暴行した疑いで独裁判所から45万ユーロ(約7200万円)の罰金を命じられた。31日、司法筋が明かした。
ズベレフは、「口論の最中に女性を身体的に虐待し、健康を害したとして告発」されたと裁判所の報道担当は述べており、すでにズベレフは10月2日に課された罰金に対して、異議を申し立てたという。また報道担当は、最終判決が下るまでズベレフは無罪とみなされていると付け加えた。
独ベルリンのティーアガルテン(Tiergarten)地方裁判所は今後、審問の日程を決定する前に、「再度訴訟関係者から話を聞く」ことになるという。
共同告訴人として訴訟手続きに加わったのがズベレフの元恋人のブレンダ・パテア(Brenda Patea)さんだと明かしたズベレフの弁護団は、パテアさんの主張が「それだけでは罰則命令の根拠となるものだが、すでに法医学的な診断書によって反論されている」と述べ、告発を否認している。
過去にも元恋人のオルガ・シャリポワ(Olga Sharypova)さんからドメスティックバイオレンス(DV)の告発を受けたズベレフだが、調査を行った男子プロテニス協会(ATP)は証拠が不十分だったとして処分は科されていない。
ズベレフは現在パリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2023)に出場中で、この日行われた1回戦でマートン・フチョビッチ(Marton Fucsovics、ハンガリー)に勝利している。(c)AFP