中国初の国産海上プラットフォーム用ガスタービンが稼働開始
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【10月31日 CGTN Japanese】中国が自主開発したガスタービン(GT)「太行7」がこのほど中国南部沖合いの海上石油・ガスプラットフォームで稼働を開始しました。中国が完全な自主知的財産権を持つGTを海上石油・ガスプラットフォームに正式投入した初の事例です。
この「太行7」は7メガワット級で、1時間当たりの発電量は5000キロワット時を超えます。この電力量は500世帯の1日の使用量に相当し、海上石油・ガスプラットフォーム1基における生産と生活の需要を満たすことができます。「太行7」による火力発電ユニットより、標準石炭消費量を年間2万9200トン、二酸化炭素排出量は約7万9400トンを削減できます。
GTは海上石油・ガス生産プラットフォームの動力源であり、プラットフォームの「心臓」と呼ばれています。中国はこれまで海上石油・ガスプラットフォーム用GT発電ユニットを輸入に依存していたため、調達までに日数がかかり、価格が高く、メンテナンスが難しいなどの問題を抱えていました。この自主開発の「太行7」は、同じ出力条件の下で輸入ユニットよりコストが15%低い上、国産標準の部品と技術サービスプランを採用しているために、設備の運営やメンテナンスなどのコストが大幅に低下しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News