1〜9月の中国経済 回復と好転を維持
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【10⽉31⽇ Peopleʼs Daily】中国国家統計局はこのほど、2023年第1〜3四半期(1〜9月)の国民経済の状況を発表した。同期の国内総生産(GDP)速報値は91兆3027億元(約1865兆円)で、物価変動分を控除すれば前年同期比5.2%増だった。四半期別に見ると、第1四半期は同4.5%増、第2四半期は同6.3%増、第3四半期は同4.9%増だった。
国家統計局の盛来運(Sheng Laiyun)副局長は、国務院報道事務室で18日に行われた発表会で、中国経済の状況を解説した。
まず、成長の回復と好転が続いているとした。基数の影響を控除すると、今年第3四半期のGDPは2021年比で年平均4.4%成長した。成長率は前期比で1.1ポイント上昇した。第3四半期の前期比成長率は1.3%で、前期比で0.8ポイント上昇した。盛副局長は、中国経済のこれらの指標について「主要国の中で上位」と指摘した。
雇用情勢も好転している。第1〜3四半期の全国都市部調査失業率の平均値は5.3%で、昨年同期を0.3ポイント下回った。9月単月では5%で、前月より0.2ポイント下落した。
第1〜3四半期の消費者物価指数(CPI)は前年同期比0.4%の緩やかな上昇だった。全国の生産者物価指数(PPI)は同3.1%の下落で、3か月連続で下落幅が縮小した。9月は前年同月比2.5%の下落で、最も下落した6月よりも下落幅が3ポイント近く縮小した。
また、中国経済の質の高い発展が着実に推進された。第1〜3四半期のハイテク産業への投資は前年同期比11.4%増で、電動有人自動車、リチウム電池、太陽電池の「新3種」が比較的速い成長を維持した。また、住民の収入が着実に増加した。第1〜3四半期の全国住民の1人当たり可処分所得は2万9398元(約60万480円)で、物価要素を控除した実質成長率はGDPの伸びを上回る5.9%だった。
盛副局長は「これらの積極的な変化は、中国経済が第1〜3四半期に回復し続け、好調に向かったことを十分に説明し、中国経済の巨大な強じん性、潜在力、活力が示された」「われわれは通年の所期目標を達成する強い自信を持っている」と述べた。
第1〜3四半期に商品消費、サービス消費、住民消費支出は好転し続けた。各地方政府は消費促進の政策措置の実行を加速しており、政策効果が出続けるだろう。雇用情勢が改善したことも、消費の回復を後押しする。
第1〜3四半期に一定規模以上の工業付加価値は前年同期比で4%増加した。購買担当者景気指数(PMI)は好況を示す範囲内に戻り、PPIは3か月連続で下落幅が縮小した。8月には工業企業の単月利益は黒字に転じた。
盛副局長は「経済分野で見られる積極的な変化の一部は初歩的なものであり、持続可能性は引き続き観察する必要がある。経済の安定した回復の基盤は引き続き強固にする必要がある」と説明した。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News