田湾原発の原子炉6基、合計発電量4千億キロワット時超 中国・江蘇省
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【10月31日 Xinhua News】中国江蘇省(Jiangsu)連雲港市(Lianyungang)連雲区にある田湾原子力発電所を運営する江蘇核電はこのほど、稼働中の原子炉6基の25日までの合計発電量が4千億キロワット時を超え、二酸化炭素(CO2)排出削減効果は約3億2千万トンに相当すると明らかにした。
同原発は合計8基の原子炉建設が予定され、全面完工後の発電設備容量は900万キロワットを超え、クリーン電力を年間700億キロワット時以上供給可能という。現時点で1~6号機が稼働しており、一日に約1億5800万キロワット時のクリーン電力を電力網に供給している。建設中の7号機は2026年、8号機は27年に稼働予定。
送電大手、国家電網傘下の国網連雲港供電はここ数年、田湾原発の発展に伴い、電力網の運営・維持、安全で効率的な送電の確保を強化し、市場需要に応えている。伏祥運(Fu Xiangyun)設備管理部主任は「衛星によるリモートセンシング、ドローン、視覚化などの科学技術手段を総合的に運用し、スマート巡回、総合的な研究・判断、応急処置などの作業体制を整え、域外向け送電線8本の安全で安定した運営を確保している」と紹介した。スマート巡回点検ステーションの完成・稼働により、送電線の運営の信頼度は一段と向上しているという。(c)Xinhua News/AFPBB News